こんにちは!ぼくぱぐ工房です♪
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私は、手描き絵画の魅力を絵本 • 映像アニメーションや先端技術を用いた体験型アートなどで表現するクリエイターです。おおしま国際手づくり絵本コンクール2011において、『きみのいる家』(後に『てんからのおくりもの』として出版ワークスより出版)が最優秀の文部科学大臣賞を受賞して絵本作家デビューしました。作品に『ぼくぱぐ』『ポワン』『さすらいのルーロット』(以上、出版ワークス)、『地震がおきたら』(BL出版)『きみのなまえ』(佼成出版社)などがあります。
絵本作家 金澤麻由子ができたワケ
今日は私がどのように絵本作家になっていったのか、その経緯をお話ししますね。
代表の金澤麻由子は、物心ついたときから絵描きを志し、怒涛のデッサン修行の末、2浪目にしてやっと京都嵯峨美術大学へ合格しました。しかし、暗転、美大生時代は、たたき上げで鍛えた描写力を持て余し、自分のテーマが定まらず表現の難しさに七転八倒の日々を過ごすことになりました。絵がうまいだけでは作家としてダメなんですよね。私らしい世界観がないと。そんなある日、がむしゃらな欠乏感に苛まれる自分とは、まるっきり対照的な生き物を発見した。それは、美大生時代の下宿先の大家さんの飼っていた犬、「ぱぐ」だった。
ぐうたらな姿、甘えた眼差し、欲望丸出し、まさに、「あるがまま」に触れた瞬間でした。
そして、なぞのフガフガ・・・。「ぱぐ」のすべてに、釘付けとなってしまいました。
転機となったのはパグとの出会い
それから、大家さんの「ぱぐ」を無心に描きはじめたんです。
ときに、散歩についていき、観察を重ねました。
そして、23歳のときに、処女作の映像インスタレーション「ぼくぱぐ」を発表。
あるがままのパグが魅せる「カワイイ」というコンセプトに人間の本質と共振する確信を抱くようになりました。
それからというもの、展覧会のオファーは、ありがたいことに途切れることなく声がかかり、数々の賞を受賞し高い評価を受けるようになりました。さらに、絵本作家デビューし、大人向け絵本は売れないと言われていた前評判を裏切り、たちまち重版がかかり、続々と海外翻訳本も多数出版することになりました。国内外の美術館でも個展や企画展にも参加するほか、外務省の「日本ブランド発信事業(クールジャパン)」の派遣芸術家にも選ばれ、ウクライナ・スウェーデン・セルビア・ベルリン・シンガポール等、年々活動の幅が広がっていくなかで、日本的なる「KAWAII」への興味関心やパワーを強く感じる経験をしました。
注目されている作品の世界観「KAWAII」を芸術(アート)のみならず、エンターテイメントやファッションとして、グローバルかつ領域横断的に展開するために、活動を続けて現在に至ります^^*
夢を掴むには、あきらめず行動し続けること
文章にしてしまうと、あっという間ですが、どんな時も諦めなかったことが、今もお仕事として続けられていることになるのだと思います。20代・30代とうまくいかないこともたくさんありましたが、気持ちはいつだって前を向いていましたから、転機となるモチーフに出会うタイミングを神様が与えてくださったのかなと思います^^*パグは私にとって大きなきっかけとなりました。きっとあなたの突破口は意外なところにすでにあるのかもしれません。あなたもあなたのパグと出会えますように・・・♪